ガン検診・治療の問題点を探る!

 

 私が医療に携わるようになって最も衝撃を受けたのは、近藤誠医師の『それでもがん検診うけますか』という本との出会いでした。それまでは、テレビ・新聞などで『ガン征圧間近。早期発見、早期治療でほとんどのガンは治る』という内容の記事や映像をよく見ていたからです。そこから私のガンに対する考えが180度変わりました。

 

我が国におけるガン検診・手術・抗ガン剤治療の実態と問題点

 

 近藤誠医師が書いたこの本の内容を裏付けるような事実がたくさんあることに気が付きました。 その第一が、欧米先進国の中でガンが増え続けているのは日本だけです。国家予算の40%以上の医療費を使っているのに、日本では2人に1人ガンになり3人に1人がガンで死んでいると言われています。要するに日本のガン治療は失敗しているのです。ガン検診がほとんど役に立っていないのです。

 

 

我が国におけるガン検診・手術・抗ガン剤治療の実態と問題点

 

 

 

近藤誠・著「がんより怖いがん治療

 

 

 

 

 

 以下の動画は上記の本の解説で『「若いドクターのスキルアップのために」手術を選択する医者、ウニの放射線実験をいきなりがん患者に試す治療など、40年間がん治療の現場に携わってきた近藤誠医師が目の当たりにした患者不在の恐ろしい医療の実態とは?

 

 「患者のための治療」を貫き、安易な手術や抗がん剤治療を批判したことにより、万年講師として慶應義塾大学病院で定年を迎えた近藤医師が病院や医療権力との闘いを赤裸々に告白。そして、その中でわかった「がんよりも怖いがん治療」に警鐘を鳴らす。

 

 一方で、退職後に開いたセカンド・オピニオン外来でのアドバイス「がんとのつきあい方」「最先端医療の可否」「薬や検診の問題点」などについてもわかりやすく解説。患者の総合医でありたいと願う近藤医師の最強・最良の処方箋となる一冊。』と紹介されています。

 

 

 

 


 

 

我が国におけるガン検診・手術・抗ガン剤治療の実態と問題点

 

 知の巨人と言われる立花隆さんが書いたこの本は9年前に出された本で、その本の帯には『調べれば調べるほど、取材を重ねれば重ねるほど、がんとはそもそも何なのかという、いちばん肝心のところがこんなにもわかっていなかったのかと不思議に思うほど、われわれはまだがんという病気の正体をしらないのだということがわかってきました。』と書かれています。

 

 

 この本の中には、あるガンのシンポジュウムの控室の雑談で大御所の医師が『結局、抗がん剤で治るがんなんて、実際にはありゃせんのですよ』、また、『近藤理論は基本的に正しいのだと、認識が大きく変わったのは、あの瞬間でした』と書かれています。

 

 要するに、多くのガン患者がガンという病気ではなくガン治療(手術・抗がん剤)で亡くなっていると言っているのです。

 

 


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